ブログ『記』

2026-09-13 18:27:00

巻いて食わせて掛ける釣り

巻いて・食わせて・掛ける

 

昔から細かい手作業が大の苦手でした。

 

釣りにおいても、PEラインやエステルラインの圧倒的な感度や飛距離の魅力は理解しつつも、釣行前に自宅でノット(ラインとラインを結ぶ)を組む作業。現場で風やトラブルと格闘しながら、細かなノットを組む作業はストレスでしかありませんでした。

 

便利グッズを試しても後処理の手間が増え、ラインがぐちゃぐちゃになる日々。

 

「もっと煩わしさから解放されて、純粋に釣りを愉しみたい」

 

そう考えてたどり着いたのが、直結で手軽に扱えるナイロンラインとナノダックスです。

 

 

「人間にとって高感度なラインは、魚にとっても高感度(違和感)ではないのか?」

 

 

そんな疑問から、私はラインの感度について考えるようになりました。

 

PEのような高感度ラインは、アタリがダイレクトに手に伝わる反面、魚側にもラインの張りや硬さが伝わりやすいのではないか。

 

それなら、ナイロンやナノダックスのしなやかさと適度な伸びを武器にして、魚に違和感を与えにくくしっかり餌を食わせればいい。

 

このスタイルの原点は、磯でのグレ釣り、延べ竿のウキ釣りや脈釣りにあります。

 

ウキがぐーっと水中に引き込まれたり、穂先がヒューッと入ったり。魚が反転するまで違和感なく餌を食わせ、ラインの弛みを張りながら、そっと「聞き合わせ」を入れたり、「掛けに行く」あの感覚。

 

そのアプローチをスピニングリールとライトタックルに置き換えたのが、私の「巻いて・食わせて・掛ける」釣りです。

 

ゆっくり一定のスピードで巻きながら適度な張りを持たせ、魚に違和感を与えにくく餌を食わせる。

 

そして、魚が餌を咥えて反転した瞬間に、巻きながら竿を煽り、確実に針を貫通させる。

 

難解なノット組みや繊細すぎる操作のストレスを手放し、1バイト1キャッチを愚直に狙う。

 

不器用だからこそ行き着いた「ナイロンラインとナノダックス」こそが、私にとって一番シンプルで奥深く、釣りを心から愉しめる最高の選択肢なのです。